白根年輪レポート

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「大局的に見ると悩みが消える」
俯瞰のテクニックを日常のあらゆる場面に用いよう。
真言宗の開祖…空海（弘法大師）  

今回はちょっと趣向を変えて俳優・八名信夫氏84歳の監督挑戦意欲をご紹介したいと思います。

八名信夫氏と言えばプロ野球・東映フライヤーズ（現日本ハム）で投手として活躍したが怪我のため引退し、俳優に転進。専っぱら悪役として活躍した。
「網走番外地」や「仁義なき戦い」今は亡き高倉健さん達とも競演した｡
1994年59歳の時に日本映画批評家大賞を受賞。
その後、「駄菓子屋小春」で撮影に努めた。意外にも「味の素」からＣＭがくるなり、「ドラえもん」の映画の声優まで務めた。
そして80歳の時、「おやじの釜飯と編みかけのセｰター」で映画監督に初挑戦。
とにかく形破りな異色の俳優、何でも屋であった。彼の人生観二つ以下の通り。

一つ、媚びたらあかん、人に好かれるのはいい。でも好かれようとして生きるな。
二つ、何もしないやつが笑っても放っておけ、何かに挑戦するやつが人生に勝つ。
一つ、長生きとは人の役に立つことだ。  

①　5月1日：阪急交通社･日帰りバスツアー
八幡・河内藤棚と門司・白野江植物園、藤を満喫。
②　5月17日：九州国立博物館にて仏展観賞、京都大報恩寺は800年の歴史を持つ古刹。釈迦如来坐像、十大弟子立像、六観音菩薩像などの重要文化財は圧観！その奥深い作品に洗心されました。  

今回は、人間国宝の代表人物の生き様をご紹介したいと思います。
誰にも束縛されず自己の信念と技を永年にわたって磨き通して、日本の伝統文化に
貢献してきた人物像に何かを学ぶところがあるのではないでしょうか？

①堅田喜三久（鳴物師）堅田流三代目83歳。能楽､長唄囃子。
信念…手を抜かない。心をこめる。忠実。真面目。訓練継続。
個性があり誰もが真似できない独特の味｡

②大西勲（漆芸師）74歳。檜の板で漆器、曲輪作り｡昭和19年福岡生まれ。
信念…作品は土台が大事、基礎がしっかりしていること。曲輪が原型。
午前4時まで仕事は当たり前。

③中村東蔵（歌舞伎役者）81歳。歌舞伎役者の人間国宝7人中の1人。
信念…役作りへの情熱と工夫。役柄は入門から今日まで550種をこなす。
役柄選ばず何でも挑戦。役の幅を広げる。やり方は一つでは無い｡
固定せず柔軟に対応｡先ず実行だ。  

新元号・令和になって早2ヵ月、新緑が目に染みる好季節となりました。
今年は例年になく寒暖の差が激しいような気がします。
6月は梅雨期に入り、雨も多くなりますが､体調に留意して元気で乗り切りましょう。
6月中旬には、筥崎宮の紫陽花祭りに今年も息子と行く予定です。