2021年01月01日

人生100年時代

渋沢栄一の「論語と算盤」に学ぼう…先ずは論語を読むことがスタートだ!
「論語と算盤」は渋沢栄一自身が書いたわけではなく、渋沢を慕う人達が講演の口実をまとめ、竜門社の機関誌「竜門雑誌」で1886年に発刊されたもの。そのルーツは中国の儒教家・孔子の弟子達が書いた論語である。渋沢は、この論語の教えを実業界に植え込むことによって業界の暴走を止めたかった。
算盤は論語によってできているし、論語は算盤の働きによって本当の経済活動と連結している。道徳の基本でもある論語と算盤は一見、不釣合いのように見えるが実はとても近いもの。
道理と事実と利益とは、必ず一致するものであるという信念で論語の教訓を商売に生かすと渋沢は決意した。
論語は正しい素性の富みだという理念がなければ永続しない。「論語と算盤」というかけ離れたものを一致させる事が今日の急務だと渋沢は考えた。菅原道真は日本独自の精神と中国の学問を合わせ持つと言い(和魂漢才)、渋沢は武士の精神と商人の才覚を合わせ持つ(士魂商才)と提唱した。人が世の中で自立していく為には武士道精神が必要。加えて商才が付加されなければ経済は自滅する。その両方の根抵になっているのが、論語である。人間は「どう働きどう生きるべき」か。自身を学びの1年にしたい!


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