今月のテーマ

白根 武夫

2021年03月01日 00:00

英文学者・外山滋比古の人生ニ毛作とは(その2)・・・50代から始める知的生活とは!
なにをもって知的生活というのか。そしてその知的なものが、後半の人生を充実させる為にどうあるべきか。
よく考えて見なければなりません。知的生活とは、知識の積み重ねではありません。
1.自分の頭で考えることです。それが人生を変える力です。後半の人生・50年をいかに楽しく面白く元気で生き抜く二毛作人生のスタートだからです。
知識の習得だけなら50代までに終えていなければなりません。後半人生は考える力、つまり思考力だけでなくそこに+αの雑談力、笑談力、歴史感、抱擁力、歳相応の品格、分別、常識力、遊び心、ユーモア、健康美・清潔感などが必要です。
大事な事は、今までに50年間の自身の人生行路を振り還り、身も心も思いを一旦、断捨離してみてはいかがでしょうか。
私自身は75歳に家内を亡くしてから着手したので遅かったのですが、それに気付いて83歳のこの歳までも実行し続けており、これからも人生ニ毛作を楽しんでいく心つもりです。
2.知的活動の根本は、記憶によって得られる知識ではありません。日常生活から離別した知識はむしろ考える力を低下させるのではないでしょうか。置き去りにしてきた思考力を復元させ、人真似でない知的生活を実現させて残り27年間の人生を世のため人のために還元していきたいと思います。人生ニ毛作の作付けはこれからです。

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