“お城入門・・・【第一弾・その歴史を知ろう】”

白根 武夫

2017年11月02日 13:00

1. 城は何の為に築かれたか・・・城の姿や構造は築かれた時代によって異なる。築城の目的は、外敵から
  領国を守る軍事施設であった。周囲を堀で取り囲み高い石垣を築き、本丸・天守閣まで幾つものジグザグ迷路
  を作り、大小の頑丈な門で防ぎ5層・6層の櫓からは、○・▲・■の穴を開け、鉄砲・槍・石等で攻めて来る
敵陣を防禦した。そして山頂の眺望が効く高台に築城、入口を最少にした。時代の変遷と共に、
『戦う為だけの城』から、強さと美しさを兼備した樹木や四季折々の花々も植樹され、芸術的文化遺産として、
名所・旧蹟として、今や国内はもとより海外からの観光客で連日賑っている。戦国時代3~4万あった城は
  その後徐々に減り、元和元年(1615年)徳川家康による一国一城令により、175城までに減少した。

2.日本初の天主閣は天正4年(1576年)、織田信長が築いた滋賀県近江八幡市の安土城。

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